準中型免許の既得権

2017年03月12日 22:38

今日免許更新手続きに行ってきたところ、本日3月12日はたまたま「準中型免許」の施行日でありました。
二輪や大特等を除いて「大型」「中型」「普通」の三区分だった免許種別が、今後「大型」「中型」「準中型」「普通」の四区分になるわけですね。

そしてもらったのが下の紙。

bl-r312.jpg

平成29年3月12日以前に「大型免許」と「普通免許」を両方取得していた方の場合、本日以降で免許の更新を行うと「準中型車は(5t)に限る」という条件が記載されるとのこと。そもそも大型免許を持っていれば、平成29年3月12日以前の「中型」「普通」を運転可能ですし、平成29年3月12日以降も「中型」「準中型」「普通」全て運転可能となるはずであり、わざわざ免許の条件を付すのも変な話です。

で、この紙の「お答えします」によれば、

大型免許を持っている方が、更新時に深視力で合格基準に達しなかった場合は、普通免許(新法の3.5トン)しか渡せなくなるのです。しかし、条件を残すことにより、将来、更新時に深視力で合格に達しないことになっても、普通免許の合格基準に達していれば、5トン限定の準中型免許を渡すことができるのです。既得権を保護するために条件を付与していると考えてください

とのこと。

下手な解説を加えさせていただくと、まず免許の区分は以下の通り変わります。
(中型免許の説明はここでは省略)
□H29/3/12以前
 普通免許→深視力検査は不要、運転できるのは総重量5tまで
 大型免許→深視力検査あり
□H29/3/12以降
 普通免許→深視力検査は不要、運転できるのは総重量3.5tまで
 準中型免許→深視力検査あり、運転できるのは総重量7.5tまで
 大型免許→深視力検査あり

なので、H29/3/12以前に普通免許を受けていた場合は「深視力検査は不要」「総重量5tまで運転可」となっていました。逆に言えば、H29/3/12以前に普通免許を受けていた方は「深視力検査不要で総重量5tまで運転可」という既得権を得ていたことになります。この既得権は上位免許である「大型」「中型」を取得した場合でもそのまま存続します。

そして、上のケースの方の場合は普通免許を受けた後で更に大型免許を受けていたのでH29/3/12以降の普通免許も準中型免許の範囲を含む車種を運転できるわけですが、もしも深視力検査をパスできない等の事態が発生した場合は大型免許が失効するとしても、H29/3/12までの普通免許の効力はそのまま残るんですね。よって、将来もしも深視力検査をパスできず大型免許が失効した場合は、「新視力検査は不要で総重量5tまで運転可」という状態は残り、この時になって「準中型(深視力検査不要、総重量5t限定)」という隠れた効力が現出することになります。
この免許の条件はそのことを意味しているんですね。

実際は、更に以前のH19改正前の「普通」(=現在は「中型」の限定)を受けている人がかなり多いと思いますが、こんなところにも制度改正の影響が出ているんだな~と感じた次第です。



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