新潟市・本町交差点の里程標

2016年12月19日 21:48

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前月にブログ記事でUpしたとおり、新潟市の本町交差点には道路元標と里程標が設置されています。
1980年設置のものと2003年設置のものの里程標を見比べてみました。

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↑1980年設置の里程標

7号 青森市まで488km
8号 京都市まで575km
113号 相馬市まで237km
289号 いわき市まで307km

17号 東京日本橋より382km
116号 柏崎市まで77km


ちょっと変だなぁ~と思うのが東京日本橋から新潟市までの距離。
個人的な感覚だと、東京日本橋→新潟県長岡市が280kmくらい。そして新潟県長岡市→新潟市で60kmくらいなので、東京日本橋→新潟市で340kmくらいが本来と思います。


では気を取り直して2003年に設置の里程標を見てみると…

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7号 青森市まで518km
8号 京都市まで592km
113号 福島県相馬市まで238km
289号 福島県いわき市まで301km
350号 新潟県上越市まで194km

17号 東京都中央区まで442km
116号 新潟県柏崎市まで86km
402号 新潟県柏崎市まで92km


あれ…??何だかほとんどの国道で距離が伸びていませんか??
特に国道17号が「東京都中央区まで442km」というのは明らかにおかしいです。
東京から新潟市までは直線距離にして250km、国道で走ったとしてもやはり340kmくらいのはず。しかも東京から400kmというのは直線距離で考えると新潟県は優に越え、山形県も行き過ぎ、秋田県まで到達してしまう距離です。


そこでかつての道路時刻表を参照してみると…。
(作者KAWASAKIは道路時刻表のデータを全て保存してあるんです!(←何の自慢にもなりませんが…))

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↑道路時刻表(2005)

東京中央区から新潟市からの距離は「350.3km」と記載されています。


更に国道17号にとって本町交差点とは全く逆の位置である起点・日本橋の里程標を確認してみると…。
bl-qz19ca.jpg
↑日本橋の里程標

「新潟市 344km」と記載されています。


思うに、新潟市の本町交差点における里程標は、現道延長ではなく道路総延長を記載してしまったものと思われます。実のところ白状すると当サイトもあまり意識していなかった事柄でありますが、「道路総延長」と言った場合は現道のほかに新道・旧道など並行する道路の長さも加算されてしまうんですね。

例えば、国道17号であれば東京から新潟市まで普通に走ると「340kmくらい」となるべきところ、東京都から群馬県の間に当サイトで言う「現道」のほか、新大宮バイパス・熊谷バイパス・深谷バイパス・上武道路と言ったバイパス道路が存在し、これらの延長も加算すると2003年時点での国道17号の「道路総延長」は442kmとなる…ということと思われます。そして国道17号は1980年で「382km」、2003年で「442km」と60kmも増加しているのは、上武道路の延伸などの影響でしょうか。

一方、日本橋の里程標は「現道延長」に準じた数字を記載しているものと思われます。この場合は、単純に起点から終点までの距離であって、並行するバイパス道路などの距離は加算されませんので、本来的な距離という点では「現道延長」を記載した方が適切でしょう。

最近はA'路線が延伸しつつあり、現道延長と道路総延長の乖離が大きくなっている路線も多いと思います。
今後、「里程標」を設置する場合は注意が必要かもしれませんね…。






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