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天心白菊の塔

2016年09月07日 22:21

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本日Upした国道41号(その2b)でも触れていますが、国道41号を北へと走って行くと、岐阜県白川町に入ったところで駐車帯のようなところがあります。
これは、1968年8月に集中豪雨に伴う土砂崩れによってバス2台が転落し、100余名が死亡した日本最悪のバス事故の慰霊碑「天心白菊の塔」が設置されている場所です。

事件の経過はWikipediaにかなり詳しく記載されているので省略しますが、当時の裁判資料等を読み進めていると当時の道路管理水準というのは現代と雲泥の差だったのだな…という感じすらしてきます。現在もあちこちで道路災害が起きていることにはかわりないものの、この事件による教訓は色々なところに現在まで影響を与えているものと考えます。

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↑揮毫は当時の内閣総理大臣である佐藤栄作首相によるものです。地下には亡くなった犠牲者の方の分骨も納められているとのこと。

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この「天心白菊の塔」の除幕式が行われたのは、飛騨川バス転落事故の一周忌となる1969年8月18日のことでした。
除幕式で行政関係者・遺族が一同に会した後の当日、遺族会は白川町内の旅館「飛水」にて総会を開き、悩みながらも国家賠償訴訟の提起へと進むこととなります。この事象に対する見方は色々あると思いますが、この事故や国家賠償訴訟はその後の日本道路情報交通センター発足や異常気象時通行規制区間の指定などにつながり、日本の道路行政史における重要な転機となりました。

国道41号を普通に走っている分にはなかなか気づけないと思いますが、こんな事実があったということを胸に留めておいていただくだけでも、犠牲者の方への慰霊となるのではないでしょうか。

[KAWASAKI-HL4298]

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