fc2ブログ

道路趣味とは(6)~補記~

2014年09月10日 22:02

更に勝手ながら「道路趣味の今後」というのもちょっと考えてみました。
作者KAWASAKI個人の戯れ言ですので、読み流して頂ければ幸いです。



<衰退した分野>
 道路趣味の中でも衰退した分野というものがあったりします。個人的に思うのが「道路時刻表」的なものと「国道または県道路線リスト」的なものでしょうか。道路時刻表については、既にカーナビや経路探索のインターネットサイトで簡単に所要時間や距離が調べられるようになったため、ちょっと重要性が薄れてしまったように思います(→前述「(3)」を参照)。更に「国道または県道路線リスト」も、かつては「国道901号」様のサイトがかなり有名で当方も参考にしていた経緯があるのですが、そちらのサイトで説明されているとおりWikipediaで不特定多数がリバイスを継続していくようになり、一個人がリスト更新する意義も薄れてしまう時代となってしまいました。いずれも、非常に有用な情報であり、かつては数多くの人が内容を参考にされたことと思いますが…。

<走行レポートサイトの今後>
 そして、画像で走行レポートを掲載する当サイトのようなスタイルは今後廃れるかもしれません。
 当サイトの場合は動画利用ではなく静止画によって道路状況を伝えているわけですが、最近は走行レポートを動画形式でUpされる方も増えてきています。静止画には静止画の良さもあり、動画には動画の良さが当然あるものの、今後技術の進歩等によって動画の使い勝手やシーク機能が充実してくれば、動画利用の良さが上昇するとともに、静止画の良さは相対的に低迷してくる可能性があります。
 更に、近年はストリートビューなんてものも市民権を得つつあります。個人がわざわざ走行レポートをUpせずとも、ストリートビューであれば専門の業者が撮影した道路の沿線風景が簡単に見られるわけですね。ストリートビューも今後改善が進んで使い勝手が良くなっていくでしょうから、そういう媒体が広がるにつれて当方が個人でわざわざ走行レポートをUpする意義も薄れていってしまうかもしれません。

<スマートフォンの普及>
 現在進行形の話ですが、スマートフォンの普及とパソコン出荷台数の減少が続いています。最近はパソコンは持たずにスマートフォンだけを使用する方も増えてきました。ネット上でも、パソコン向けのサイトのみならず、スマートフォン向けのサイト構築も重視されつつあります。
 しかしながら、道路の走行レポートなどは基本的にパソコン向けのデザインになっているものがほとんどと思います。当サイトなんかはその典型的な例ですね(笑)。どうしても画像がメインとなってしまうため閲覧にはある程度の画面サイズを必要となり、パソコンでは閲覧しやすいもののスマートフォンでは閲覧しづらい構成となります。
 パソコンの出荷台数が減少している以上は、だんだんと当サイトのようなパソコン向けのサイトの外部環境・土台も狭まっていくことが予想されます。いずれはスマートフォン向けの道路趣味サイトを開設される方が登場して、そちらの方が活況を呈していくかもしれません。

<道路関係の書籍>
 実は国会図書館等で古い書籍については電子化が進められ、一定程度経過したものは電子データでの閲覧が可能となりつつあります。(まだ参加している図書館は多くないようですが…。)おそらく長い目で見れば書籍の電子化・一般公開化は時代の潮流として確実な動きになっていくことでしょう。
 当方は大学時代より道路関係の書籍の収集には力を入れてきた経緯があり、おそらく200冊以上にはなる関係書籍を収集してきましたが、もしも古い書籍が電子化・一般公開されていくということになると誰でも容易にそれらの書籍が閲覧できるようになります。折角コストをかけて当方が収集した書籍の貴重性も激減してしまうと思いますが(笑)、これも情報化時代の流れじゃないかな~と思います。

<知識競争>
再び松波氏の著作より引用させて頂きます。

松波成行・牛山隆信共著『酷道VS秘境駅』より

bl-o910a.jpg

松 波:
[KAWASAKI注:鉄道趣味の話について言及した後で…。「鉄道趣味は」]情報量も多いし、雑誌や書籍もたくさんでているし、知識競争注91みたいな部分もありますし…。
牛 山:
知識競争も否定はしないですが、私はもう好きなものしか吸収しないようにしています(笑)。道路趣味でも知識競争はあるんじゃないですか?
松 波:
どうでしょうか。でも、私は国道の番号も覚えていませんよ。印象に残っている道だから、たまたま記憶に残る路線番号はあります。でも、印象が薄ければ覚えられません。そんなものじゃないでしょうか?もちろん知識競争にも楽しみはあると思いますが。


注91 知識競争
マニアックなファンが集まると、知識の披露合戦になることは多い。豊富な知識を上手に活かせば、雑学王として人気者になれるが、口角泡を飛ばして熱く語ると引かれることも多いので要注意。



 道路趣味についてもこれから「知識競争」が顕著になることは避けられないことでしょう。知識競争となった場合はコミュニケーションや文章の言い回し・表現方法につきお互いが注意を払わねばトラブルが頻発しかねません。これから道路趣味の分野が今よりもギスギスしていく懸念は十分に秘めていると考えます。
 ただ、今のところは様々な資料を入手までしてのめり込む人は少ないためか、「知識競争」とまでは至らない段階かもしれません。偉そうなこと言いますと、こと道路の場合は出回っている情報量がまだ少ないためか「何でもネットで調べられると思わないこと!」という分野の典型例と感じていますが…。
 まぁいずれにしても「知識競争」へと推移していった場合でも総じて道路趣味の知識が更に深まっていくことにはつながるため、プラスの面も十分にあるとも考えています。

<道路趣味の細分化>
 かつては「道路趣味」という物自体が存在し得なかったと推測される中、パソコン通信の興隆やインターネットの普及などを経て、「道路趣味」というものが少しずつ広まっていきました。そして趣味人口が増えるに従って、今度は「道路趣味」そのものも細分化が進んでいるようです。実際、当方が12年前にサイトを開設したときと現在とで「道路趣味」というものを比較すると、その中身が実に多様化したように感じます。
 当方みたいな人間にとって今後「道路趣味」の多様化についていけなくなることもありえると思いますが、変化を否定せずに多様性を尊重していくという意識は今後ますます重要になっていくのかもしれません。



サイト12周年記念と言いつつだらだらとブログで文章を継続してきましたが、最後に要約させていただくならば、
1 「道路趣味」というものは様々な変容を重ねて現在に至った。
2 しかし、現在でも「道路趣味」の守備範囲に厳密な明確性はない。
3 そして今後とも「道路趣味」は確実に変化を重ねていくと予想される。
…という感じでしょうか。

 当サイトは開設から12年を経ていますが、先述の通り当サイト開設時と現在では「道路趣味」というものがどんどん変容していったことを如実に感じるところです。そのような中であるためか、当サイトはどうあるべきか、当サイトも変わるべきか…と常に自問自答を迫られている感じにもなっていたりします。まぁ、実はそんなにカッコイイ話でもないですし、色々考えた挙げ句結局は「(ほぼ)これまでどおりでやっていこう」という結論になってばかりなんですけど(^o^:)。


 何だかんだ言って長くなりました。
 最後に、今後とも道路趣味というものが様々な方によって多様化・発展していくことを願いまして、サイト12周年記念の本コラムを完結としたいと思います。

スポンサーサイト





コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://roadkawasaki.blog36.fc2.com/tb.php/237-801af37b
    この記事へのトラックバック


    最新記事