新潟県の新津・水原間の阿賀野川橋はおっそろしいほどの壊れかた

2010年08月05日 23:40

朝日ニュース(朝日新聞社・日本映画新社製作、昭和三十年)の映像より引用。「新潟県の新津・水原間の阿賀野川橋はおっそろしいほどの壊れかた」というリード文でアナウンスが始まっています。日本の道路の過酷さをレポートした「日本の道」のタイトルの中で、崩落しかけている新潟県の阿賀浦橋が紹介されていました。

※なお、アナウンサーは「阿賀野川橋」と言っていますが、当該橋梁は「阿賀浦橋」の間違いと思われます。「阿賀野川橋」は日本海東北道の橋梁でありまして、平成に入ってから架けられた橋。似た名前として、国道7号新新バイパスにある「阿賀野川大橋」もありますが、これも1977年に架けられた橋なので別物です。一方の阿賀浦橋は、現在の国道460号にあたる旧新津市(現新潟市)・旧水原町(阿賀野市)の間にある橋で、アナウンサーの「新津水原間の~」という説明と一致します。そもそも映像に出てくる橋の標柱に「阿賀浦橋」と書いてあるので…。

blg-i815a.jpg

もうこの映像を見ただけでダメダメっぷりがわかります(笑)
アナウンサーが、わざわざ促音を付けて「おそろしいほどの壊れかた」というのもうなづけます。いつ崩壊してもおかしくない…。


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旧標識にも目が引かれるところですが、重量制限は何と3.5t!
ちょっと重たいトラックならば走れなくなります。路線バスなら尚のこと…。
あまりにも老朽化が激しいため、路線バスの乗客は、橋の手前で降車のうえ徒歩で対岸まで徒歩で移動。別途カラになった路線バスは対岸まで何とか移動し、橋を渡ったところで乗客を再び乗せて旅客再開するのだとか。
 

blg-i815c.jpg

対岸までとぼとぼと歩く乗客。
欄干はひん曲がっています。
バスは勿論のこと、誤ってころんでしまった人を押しとどめる力も、この欄干には残っているのかどうか…。


blg-i815d.jpg

対岸まで無事に渡り、バスに再び乗り込む乗客。
バスの入口には「新津-水原」の文字も見えます。

昭和30年は、名神高速の建設にあたる世銀融資に伴いワトキンス調査団が来日した昭和31年の前年。この翌年には「日本の道路は信じがたい程に悪い。 工業国にして、これ程完全にその道路網を無視してきた国は、日本の他にない」という文句で有名なワトキンス報告書が出されます。これと前後して議員立法で道路特定財源制度が形作られていくわけですが、「まぁ時代は変わったなぁ~」と感じる映像でありました。

ちなみに、現在の阿賀浦橋は下のようになっています。
(本日更新にて追加した国道460号阿賀浦橋の様子)

bl-k805a.jpg

※8/6手違いで「ブロとも」限定になってしまっていたので、解除しました。すみません。



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