立体標示の横断歩道

2013年12月21日 21:00

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ドライバーから立体的に見える横断歩道の道路標示が昨日静岡市内で試験設置されたとのこと。
立体的に見える道路標示は全国で設置例が増えていますが、横断歩道については今回のものが全国初らしいです。
早速行ってみました。



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設置されたのは葵区の葵小学校前。駿府城公園の周囲を巡る一方通行路でありまして、幹線道路ほどの交通量はありませんが、試験設置するにはそこそこの交通量かと思います。
見ての通り、通常の白い道路標示のほか、青とオレンジのペイントが使われていまして、横断歩道の白線が浮き上がっているように見えていました。



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ただ個人的に心配しているのは、この道路標示が法令上規定する「横断歩道」の道路標示と乖離してしまう可能性があること。横断歩道付近では車両に(原則)徐行義務が課せられたり、駐停車が制限されたりするため、そのような法的制限・罰則を課する場合は行政法体系及び罪刑法定主義の観点からすれば、曖昧な道路標示というのは望ましくありません。現行の政令における「横断歩道」は白色のペイントによるものとして規定されているため、水色とオレンジ色も使用したペイントも「横断歩道」として運用するためには一定の社会的コンセンサスが必要かと思います。(過去の交通行政の歴史を振り返れば、曖昧な規定があると違反者に裁判を起こされるのが常です…)

それなりに交通安全には寄与する道路標示のアイディアとは思いますので、試験設置期間中に色んな視点から検討していただき、本格採用の適否を検討してもらえれば…という感じです。

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