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天売島・利尻島の道道訪問案内(その1)

2018年08月14日 21:18

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北海道の道道を全て走破するとなると、どうしても避けて通れないのが離島の話。
道内には5つの有人離島が存在し、そのいずれにも道道が認定されています。

離島自体の訪問記録は様々な方がホームページやブログで紹介されていますし、離島の道路についても様々な方が紹介していますが、どこが起点になっているのが、路線としてどのような構造になっているか…という話の紹介は意外と少ないように思います。ここでは「離島の道道の走破のため」という極めておかしな目的でわざわざ離島に行ってきたKAWASAKIの離島訪問記録を掲載してみようと思います。
同じように道道の走破を目的に離島を訪問しようとする方(たぶんレア)のご参考になれば~と。
(「北海道の国道の峠」シリーズに何となく飽きてきたので、一度別のネタを編集してみたかった…というのは内緒です(笑))

まずは離島の中でも一番小さな天売島(てうりとう)と焼尻島(やぎしりとう)を取り上げてみます。


(1)アクセス概要

天売島と焼尻島は留萌管内の羽幌町に所属する離島です。
アクセスは羽幌港からの羽幌沿海フェリーのみとなります。

羽幌沿海フェリーは羽幌港を出港後、高速船ならば35分(フェリーは1時間)で焼尻島に到着。
焼尻島で乗客の乗降をした後で再度出港し、10分(フェリーは30分)で天売島に到着します。高速船はフェリーよりも所要時間が早いですが、自動車・自転車は積載不可です。自動車・自転車を積載するならばフェリーを選択する必要があります。
(後述のとおりどちらの島も自転車で二時間もあれば一周可能ですし、レンタサイクルもありますので、手ぶら(徒歩)乗船も十分ありと思います。)

行くならば焼尻島・天売島をセットにしたいところですが、問題はフェリーの運行ダイヤです。羽幌沿海フェリーは一年の半分くらい(10月~4月)は1日1往復運行でありまして、羽幌9:00→焼尻10:00/10:20→天売10:45/11:35→焼尻12:00/12:20→羽幌13:20というダイヤのみとなります。もしもこの期間で日帰り前提だと、あまりゆっくりしていられず、「焼尻島で20分弱滞在+天売島で50分滞在」か「焼尻島で1時間半滞在」という二者択一になります。まぁ、道道一周は無理でも、キロポストくらいは撮影できますかね…。

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↑羽幌沿海フェリーの運行ダイヤ(羽幌沿海フェリーのHPより引用)

一方で、夏場になるにつれてフェリーの便数も増えていきまして、D・E・F期間ならば1日4往復(高速船2往復+フェリー2往復)以上になります。高速船利用であればD期間以降で両方の島を巡る時間を確保できるダイヤになります。ただ、自転車持込み前提の方の場合は、フェリーが1日3便出る唯一の期間であるF期間(お盆三が日)に限定されます。

当方はE期間に乗船してきました。
ちなみに泊まり前提で冬に行くのも一考ですが、どちらの島も道道が一部で冬季閉鎖となるので、この期間に島内一周して道道完走するのは不可能となります。

(2)事前準備

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↑羽幌町観光協会のホームページより
高速船の場合は当日の乗船券購入も可能ですが、満席になる場合は予約者が優先されるとのこと。
満席にならないだろうなあ…と思いつつ、フェリーターミナルに電話を入れてみました。

川崎「もしもし。明日朝イチの高速船に乗るつもりなんですが、予約を入れておいた方がいいんでしょうか…?」
フェリー「…まあそうですね。」
川崎「じゃあ、名前をお伝えした方がよろしいですか?」
フェリー「そうですね」
川崎「川崎太郎(仮)です」
フェリー「どの便に乗りますか?」
川崎「明日8:00羽幌発の高速船にのりまして、焼尻で下船。その後、11:45発の高速船で天売まで行き、最後に15:40発のフェリーで羽幌に戻ります」
フェリー「ははあ…。はい。では明日朝お待ちしてます」

…こんな感じで良いのだろうかと心配になりつつも、まあ予約は完了しました。

続いて島内でのアシの確保です。
調べてみればいずれの島も自転車で二時間あれば島内一周可能とのこと。ただ、急な勾配はあるそうでしたが…。
そんな島に自動車を持ち込むのもチと場違いなような気がしましたので、迷わず現地のレンタサイクルを選ぶことにしました。

観光協会のホームページではレンタサイクルも案内されています。焼尻島はレンタサイクルが、一先しかないようなのでそちらに電話してみます。

川崎「明日なんですが、レンタサイクルをお願いしたいんですが…」
レンタサイクル「何人ですか?」
川崎「一人だけです」
レンタサイクル「お一人でしたらたぶん大丈夫ですよ」
川崎「予約はしておいた方が良いですか?」
レンタサイクル「明日ですね。何時の船ですか?」
時間は何時だったっけ?
川崎「焼尻島って、天売に比べて沖側でしたっけ?それとも羽幌側でしたっけ?いずれにせよ、朝イチの高速船です」
レンタサイクル「焼尻島は羽幌寄り、天売島が沖側です。明日朝イチならば八時半着ですね。ウチはフェリーターミナルの横にありますから。お待ちしてます」

…何だか場違いな予約だったのかなあ~というもやもや感を抱きつつ、焼尻島のレンタサイクルは手配できました。
続いて天売島です。こちらは複数のレンタサイクル屋があるようですが、ひとまず原付をおいてあるという店に電話してみます。

川崎「明日原付を借りたいんですが」
レンタサイクル「すみませんねぇ~。原付はもうやめちゃったんですよ」
川崎「じゃあ自転車を…」
レンタサイクル「何人ですか?」
川崎「一人です」
レンタサイクル「ならば大丈夫ですよ」
川崎「予約しておいた方が良いですか?昼過ぎに行く予定ですが。」
レンタサイクル「じゃあ名前をお願いします」
川崎「川崎太郎です(仮)」
レンタサイクル「は~い。うちはフェリーターミナルの裏手にありますので、そちらにお越しください」
どうも、「人数」というのがレンタサイクルの重要ポイントとなっているようです。

※「明日」という言葉ばかり出てきているので、「前日になって手配しているのかよ!」という突っ込みをいただきそうですが、まあ川崎はそういう男です。
(言い訳すると、天候に問題ないことが確定してから準備に取りかかるもので…)


(3)乗船[羽幌港→焼尻島]

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↑羽幌港フェリーターミナルにて
前日に深夜特急して、羽幌港までやって来ました。ちなみに2013年にフェリーターミナルが移設されている関係で、案内標識は基本的に旧ターミナルまでを案内し、そこから新ターミナルに誘導するような感じになっています。(道道547号羽幌港線も、行き着く先は旧ターミナル跡だったりしますが)
いずれにせよ、案内標通りに走れば迷わないものの若干遠回りとなります。

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↑フェリーターミナルはこんな感じ。
乗船券は出港30分前からその都度販売開始となるため、往復分の乗船券を購入したり、明日の乗船券を事前に購入するという芸当は原則できません。(その代わり、事前の予約により高速船の席や車両航送を確保することは可能です。)

ちなみにこの期間は「高速船期間限定割引」というものが適用されていまして、2018/6/1~2018/8/31までの間に高速船を利用する場合は運賃が一律30%割引となっていました。特に割引適用の希望を申述せずとも、更には一部区間の高速船利用(たとえば復路だけ高速船を利用する、焼尻~天売だけ高速船を利用する…等)であっても、その部分は全て30%割引となるのだとか。

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↑乗船券販売開始前
高速船は予約優先なので、事前に予約をしていれば安心です。

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↑羽幌港のフェリー「おろろん2」
(高速船に乗らない場合、または車両航走を行う場合はこちらに乗船します。高速船よりも所要時間は長くなりますが。)

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↑高速船「さんらいなぁ2」
今回乗船した船です。
なお、乗船券は下船時に回収されますので、なくさずに持っていましょう。
ちなみに高速船は特段座席指定はありません。今回は朝イチの便であるためか、割りと空席がありました。(高速船の紹介は復路の段で述べたいと思います。)

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↑出港風景。
本土を後にします。フェリーだと羽幌港→焼尻島の所要時間は1時間ですが、高速船だとほぼ半分の35分で到着となります。
フェリーは結構乗りなれているつもりですが、確かに高速船だけあって速いような…。

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↑焼尻島に到着
警察官も出迎えてくれています。

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↑下船時に乗船券が回収されます。
出迎えの人、何かの予約の人などでにぎわっていました。

今回は高速船乗船までで終わりとしまして、次月に焼尻島、次々月で天売島の道道を紹介していこうと思います。
また気の長い記事になりますが、お付き合いいただければ…。

[KAWASAKI-RS7143(A)]
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2018/08 今月の画像(国道140号 西沢大橋)

2018年08月01日 21:14

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国道140号雁坂トンネルに入る手前、山梨市三富にある西沢大橋です。
道の駅を通過して、雁坂トンネル有料道路にさしかかるところにありますが、急カーブになるために夜間は山中に街路灯が続く光景となります。当方自身は雁坂トンネルを夜に通過して遠征~ということが多かったので、この景色を見ると「そろそろ関東に入るのか~」と思った記憶がありますね。

[KAWASAKI-YL6183]


美幌町がカントリーサイン変更を検討

2018年07月30日 21:41

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北海道新聞記事より。
美幌町のカントリーサインと言えば美幌峠からのパラグライダーですが、そもそもスカイスポーツ人口の減少を背景に高校生から「美幌峠でパラグライダーを見なくなった」と指摘があり、美幌町ではデザインの見直しを開始したとのこと。北海道内のカントリーサイン見直し例は、市町村合併によるものを除いても当方の知りうる限り岩見沢市・赤平市・芦別市・三笠市・岩内町etc等意外に多いような気がします。

美幌というと、国道マニアの作者KAWASAKIとしてもどうしても美幌峠を第一に考えてしまうのですが、美幌町もメインの地域は平野部ですので、地域再発見的なデザインができると良いかと思います。今回の検討も高校生からの意見が発端になったわけで、その是非はともかくとして問題意識はぜひ大事にしていただきたいな~と考えます。



北海道の国道の峠(7)[R238~R240]

2018年07月18日 05:17

[国道238号]

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 特に峠は無し。猿払村から稚内市に入った先でちょっとした丘陵地帯を通りますが、特に峠というわけでもなく…。

[国道239号]
 まさしく横断国道なので、峠も多いです。

□天北峠([オ]西興部村-[上]下川町)

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 標高は300m。かつての天塩国・北見国の境界にあたります。峠と言いつつも、前後は割となだらかです。
 かつてはこのルートで国鉄天北線が通っていましたが…。


□学田峠([上]士別市)

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 標高は230m。剣淵川とイパノマップ川に挟まれた小さな峠です。あまり重要な峠ではないと思うのですが(→失礼)、きちんと峠名称の案内標識が設置されていました。


□西士別峠([上]士別市)

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 標高は160m。学田峠のすぐ先にあり、こちらはイパノマップ川と犬牛別川の間にあります。先ほどの学田峠と同様に峠名称を示す案内標識が設置されています。


□士別峠([上]士別市-[上]幌加内町)

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 士別市と幌加内町の境にある峠で、標高は264m。まだまだ緩やかな感じですが、一応峠らしい感じはあります。


□霧立峠([上]幌加内町-[留]苫前町)

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 国道239号の中では最も標高の高い380mです。たぶん、この霧立峠が一番峠らしい峠ではないかと…。


[国道240号]
 釧路市から網走市を結ぶ路線でありまして、振興局境界が峠となっています。

□釧北峠([釧]釧路市-[オ]津別町)

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 標高は620m。阿寒湖の高原地帯にあり、それほど険しくない峠です。
 ちなみに、元々「釧北峠」と言った場合は、現在のR240の釧路市・津別町の境界にある峠ではなく、R242の置戸町・陸別町の境界にある峠を指していました。かつての「釧路国支庁」の変遷に起因しますが…。(R242のところで詳述します。)


2018/07 今月の画像(国道403号 姨捨から千曲市街)

2018年07月01日 23:29

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国道403号を松本市側から走ってきまして、千曲市の姨捨付近を通過するところです。
猿ヶ馬場峠を越えてぐねぐねとしたカーブを走ると千曲高原を抜けますが、その際にはこんな感じで右側に千曲市街を俯瞰できるポイントが続きます。同じような位置関係に長野自動車道姨捨SAもあるわけですが、個人的にはR403からの眺めの方が好きですね。

[KAWASAKI-LL8123]


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