「日本の道」の管理人としても有名な松波さんが書かれた話題の新書。私ことKAWASAKIも購入しました。
まずは買ってきたばかりなので、熟読はこれからなのですが、とりあえずいくつか…。
(1)第一部「日本ぐるっと、国道の謎」でツカミたいてい、それなりの新書だと、まずは「国道の体系図」とか「国道は全部で○本ある」とか「道路行政が云々」などと総説みたいな話が先に来ますが、そういう話からは入らず、国道の中でも珍しい国道(階段国道、港国道etc...)が冒頭部でまず紹介しています。
抽象論から入らず、具象から入る。こういうやり方って自分は好きです(^o^)/
いわゆるツカミという感じの冒頭部です。
(2)階段国道いまでこそ有名になった青森県竜飛の国道339号。なぜ国道が階段になったのか…という話が、すさまじく丁寧に解説されています。当サイトでも「国道339号(そのB)」で階段国道の指定経緯などを追ってはいますが、正直比べものになりません(笑)。多分、こういう風に時系列で整理したものって、松波さんの今回の本が初めてなのではないかと思います。
(3)something newよく雑学本の中でも、国道に関する雑学・豆知識などが掲載された書籍(「日本地図の謎」とか「世界で一番おもしろい地図帳」とか)も見かけますが、正直なところどうしようもないものばかりです。単に既刊書籍の内容を寄せ集めただけのものならまだしも、内容が間違っているものも多いです。
※たとえば
「階段国道は役人が現地確認もせずに地図だけを見て間違って指定してしまった」という話を掲載していたり、「
日本一多くの国道が集まるのは東京日本橋と大阪・梅田新道である」(実は新潟市本町通の方が国道本数が多い)とか、
「国道は国が管理する」(国道は原則的に県の管理)と平気で記述していたり…。
それに対して、松波さんの書籍の方は、路線ごとに経緯や国道指定の背景、路線の性格を正攻法でがっちりと紹介されていまして、前述のような書籍とは雲泥の差があります。思うに、こんな風にしっかりと国道について論述する本というのは、松波さんの書籍が初めてだったのでは…と思ってしまいます。
興味のある方はぜひぜひ書店またはネット注文してみてください。
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